メールアドレスに、ユーザーフレンドリーな 表示名 を関連付けることができます。例えば、smithj@example.com のメールアドレスに、John Smith という表示名を関連付けられます。
表示名は、次の 2 か所でメールアドレスと関連付けられます:
- メールのメッセージ
- Thunderbird のアドレス帳内の連絡先
仮に、smithj@example.com からのメッセージを受信するとします。受信トレイのメッセージリストを見ると、差出人 の列では、smithj@example.com の表示名がメッセージヘッダーに書かれていれば、その表示名が表示されます。
- 送信者のアドレスが Thunderbird の連絡先にあれば、アドレス帳からの表示名 John Smith が表示されます。
- 送信者が Thunderbird の連絡先にない場合、メッセージヘッダーに表示名として John Smith が書かれていれば、そのメッセージの表示名が使用されます。
- 送信者がメッセージに表示名を設定せずに送信した場合、smithj@example.com のメールアドレスが表示されます。
表示名をアドレス帳内の連絡先で設定する
連絡先情報をアドレス帳に登録しておくと役に立ちます。連絡先情報には、あなたが送信する相手の表示名が含まれるからです。アドレス帳の連絡先をクリックしてメッセージを送信する場合、そのメールアドレスの相手はアドレス帳に設定された表示名で送信されます。
アドレス帳に登録されていない相手からのメッセージを受信した場合、送信者が表示名を設定していれば、その表示名がアドレス帳に登録されます。メッセージに表示名が設定されていない場合は、アドレス帳内の連絡先に手動で表示名を追加してください。
もちろん、アドレス帳内のどの連絡先でも、表示名の追加や削除、編集ができます。
Thunderbird が表示名を使用する場所
メッセージの表示名は、Thunderbird の次の 2 か所に表示されます:
- メッセージリスト内 (受信トレイなど)
- メッセージのアドレス欄
表示名の表示規則は、メッセージリストとメッセージ表示のペインで異なります (例えば、受信トレイ内のメッセージリスト)。
メッセージリスト内:
- アドレス帳に登録された人からメッセージを受信する場合、Thunderbird は、アドレス帳に書かれた表示名を表示します。
- アドレス帳に表示名が設定されていない場合、Thunderbird は、メッセージヘッダーに書かれた表示名を表示します (もしあれば)。
- メッセージヘッダーにも表示名が書かれていない場合、Thunderbird は、送信者のメールアドレスを表示します。
メッセージ表示:
- Thunderbird はアドレス帳を無視します。
- メッセージヘッダーに表示名が含まれる場合、Thunderbird は、メッセージヘッダーに書かれた表示名を表示します。
- メッセージヘッダーに表示名が含まれない場合、Thunderbird は、送信者のメールアドレスを表示します。
要約すると、メッセージリストでは、常にアドレス帳からの表示名が使用されますが、メッセージ表示ではアドレス帳からの表示名が使用されません。この違いのため、メッセージ表示の表示名がメッセージリストの表示名と異なることがあります。
例えば、mail@e.cineplex.com のメールアドレスから受信したメッセージがあるとします。メッセージヘッダーの表示名には CineNews と書かれています。私たちのアドレス帳で mail@e.cineplex.com に関連付けられた表示名は Front Row Centre です。
アドレス帳の連絡先で mail@e.cineplex.com に関連付けられた表示名は Front Row Centre なので、メッセージリストには Front Row Centre と表示されます。
メッセージヘッダーに書かれた表示名は CineNews なので、メッセージを表示すると CineNews と表示されます。
常にメッセージヘッダーに書かれた表示名を使用するには、 から 詳細 > 既読と表示表示 > 詳細} を選択し、 のチェックを外してください。
この設定は、連絡先ごとに指定することもできます。アドレス帳内の連絡先を開き、
のチェックを外してください。