このバージョンの Thunderbird は、サポートされていません。最新の機能を使用するには、Thunderbird を更新 してください。
この記事は、Thunderbird バージョン 45.0 におけるユーザー向け機能の主な変更点について書かれています。Thunderbird 45 でのすべての変更の詳細は、リリースノート をご覧ください。
メール編集
メール編集機能にさまざまな改善が行われています。
- 差出人名 (From) を メッセージごとに編集 できるようになり、一時的に変更できるようになりました。注記: この機能は、すべてのメールプロバイダーで許可されているわけではありません。
- 複数のスペルチェック辞書を使用している場合、メッセージの件名の編集中に辞書を変更できるようになりました。使用中の辞書の 言語も表示 されます。
- 文字サイズの変更機能が変更され、編集ツールバーの 文字サイズ選択ボタン から直接選べるようになり、従来の文字サイズを "大きく" または "小さく"するボタンは、この範囲 (6 段階) でサイズ変更されるようになりました。
- Thunderbird の編集ウィンドウウインドウ がワープロソフトのように動作するよう変更され、Enter キーで段落を挿入、Shift + Enter キーで改行を挿入するようになりました。この新しい動作は、 メニューから設定を開き、 パネルの タブから切り替えられます。
- 受信したメッセージで使用されているフォントがローカルにインストールされていなくても、フォントインジケーターに表示されるようになりました。
メール送信フォーマット
- 以前は、メッセージに "リッチテキスト" 要素が使用されておらず、アドレス帳に登録された受信者が HTML 形式のメールを好まない場合、Thunderbird はプレーンテキスト形式でメールを送信していましたがこの自動ダウングレード機能を無効にできるようになりました。 メニューから設定を開き、 パネルの タブにある のダイアログから変更できます。
中国語、日本語、韓国語のメール
- 送信メールを中国語、日本語、韓国語のいずれかの文字 (CJK) を含めて作成した場合、不要なスペース文字がテキストに送信されることがありました。この問題は修正され、作成したとおりに送信されます。
- 日本語のメールが、RFC 1468 および RFC 3676 に完全準拠するようになりました。
リモートコンテンツの例外
- Thunderbird の既定のデフォルト 設定では、HTML メッセージに埋め込まれたリモート画像 (メッセージに含まれておらず、ウェブサイトからダウンロードする必要のあるもの) を表示しません。この機能は、ユーザーをウェブサイトによる追跡から保護します。リモートコンテンツの読み込みを許可するサイトの選択メニューが改善されました。(注記: プログラム内部の変更により、送信者のメールアドレスを基にしたリモートコンテンツの例外設定は、Thunderbird 38 から引き継がれません。)
- 元のメッセージで表示されていれば、返信メッセージや転送メッセージ に埋め込まれた画像も表示されるようになりました。
アドレス帳のエクスポート
- アドレス帳が UTF-8 形式でエクスポート できるようになりました。
- すべてのアドレス帳を同時にエクスポート できるようになりました。
メッセージリストとメッセージヘッダー
- メッセージペインに、"差出人" (From) と "受信者" (Recipient) の列の代わりに、既定デフォルト で "通信相手" (Correspondents) の列 を表示できるようになりました。
- バージョン 45.0 では、mailnews.ui.upgrade.correspondents preference 設定の値を false に切り替えておかない限り、既存のフォルダーが新しい表示にアップグレードされます。バージョン 45.1 以降では自動的にアップグレードしません。既定で "通信相手" の列を表示したいときは、mail.threadpane.use_correspondents 設定の値を true に設定する必要があります。
設定エディタにアクセスするには、 > > の順に進み、 > パネルを選択して タブを選択し、 をクリックします。警告ページが開いたら、 をクリックし、設定エディタを開きます。詳しい情報は、設定エディター の記事をご覧ください。
- メッセージの表示中に、送信者や受信者の名前とメールアドレスをメッセージヘッダーからコピーできるようになりました。メッセージヘッダーの対象者のコンテキストメニューの 新しいオプション からコピーできます。